校区の様子
奈良市の中央部に位置する本校区は、中世「ならまち」の町並みを残し、興福寺・元興寺の古社寺や奈良公園・猿沢池などの観光名所を有している。
また、校区には近鉄奈良駅をはじめ、奈良県庁や多数の銀行、筆・墨などの伝統を誇る老舗や観光土産物店のある三条通り、東向き、餅飯殿などの商店街がある。
さらに、中央図書館、奈良女子大学など文教施設も多い。
学校名の由来
その昔本校が建つ地の一隅に、弘法大師によって開掘されたと語り継がれている井戸があり、そのかたわらには椿の木が植えられた椿井寺という寺院があったと伝えられている。
現在その位置は定かではないが、『平城坊目考』、『奈良坊目拙解』には、この寺院のことが記されているので、「椿井」という地名はこの寺院に因んでつけられたことは確かである。
明治の初期、子どもたちは中院町の極楽院、林小路町の念仏寺で学んでいた。念仏寺の校舎を「陶化舎(とうかしゃ)」と名付けられたのが本校のはじまりである。この学校は単なる寺子屋式のものではなく、読書・習字・算術の各教科をそれぞれの専門教師が教えていたようである。
その後、学校教育が始められると同時に、本校が「椿井」の地に創設されたので、「椿井小学校」と名付けられたと言われている。
登録日: 2012年3月27日 / 更新日: 2012年3月28日